本リプレイは三記事構成のpart3となります。まだ前記事を読まれてない方は該当記事をご覧ください。

part1
part2

【最後の支配者】

GM:さて、いよいよ支配者戦になります。配置は前衛に【箱入り娘】2体、後衛に【茸ドラゴン】。

ダスク:先制判定は(コロコロ)失敗。【武勲】を箱入り娘Aに宣言しておきます。

GM:了解。こちらの攻撃はまず箱入り娘Aが一歩前進してダスクに【魅了】。

ダスク:そうきたか。(コロコロ)抵抗失敗。

GM:ではダスクを一歩後退させて、オルガノを【だんびら】で殴ってください。

ダスク:「身体が勝手に……ダスク避けろ!」(コロコロ)失敗。

GM:そこは当てろよ! 仕方ない。箱入り娘Bが後衛に【眠りの雲】。もういい、そこで寝てろー!

ダスク:《絶対成功》して避けた。

オルガノ:私も成功ですね。

GM:これがどっちにも当たらないのか……。最後、【茸ドラゴン】が【毒の粒子】を後衛に。身体を揺すると背中のキノコから胞子がまき散らされるイメージで。(コロコロ)5点ダメージ。

ダスク:【毒】の対抗は成功。

オルガノ:(コロコロ)あ、だめだ。【毒】になりました。

GM:これでこちらのターンは終了。

オルガノ:前衛に進んで箱入り娘Aを殴る。(コロコロ)《絶対成功》しましたけど。

GM:なんだと……。

オルガノ:痛打表は8番。「攻撃の威力に相手のレベル分追加する」

イース:1D6+3になった。

オルガノ:《民の声》2点と《気力》使って4D6+3で確実に【箱入り娘A】を落とす!(コロコロ)15点。

GM:それは耐えられない。箱入り娘Aが脱落です。

イース:ではポリンキーの手番。【お酒】を飲んで終了。そしてラウンド終了前に割り込みで【祈り】をダスクとオルガノに。(コロコロ)5点回復してください。

オルガノ:ポリンキーが酒飲みながらおざなりにとんがりコーン投げてきた。

GM:ひどい(笑)

オルガノ:ラウンド終了なので【毒】の効果でオルガノにダメージ。

ダスク:2ラウンド目の作戦判定……(コロコロ)失敗。【武勲】を箱入り娘Bに取り直しますね。

GM:こうなったら作戦変更。箱入り娘Bが一歩進んでオルガノに【魅了】。

オルガノ:(コロコロ)いちたりない。《配下》2人減らして成功にします。

イース:そうだね。それがいい。

GM:ぐぬぬ。あんまりやりたくはないけど【茸ドラゴン】が一歩前に出て前衛に。そして後衛に【ブレス】をまき散らす!

ダスク:ぐは。3点ダメージ受けます。

GM:くそー、堅いなぁ。

ダスク:こちらの手番。一歩進んで箱入り娘Bを殴りましょう。(コロコロ)命中。ここで落としておきたいから《気力》2点使って4D6点ダメージでいくよー。

GM:やめてー!

ダスク:(コロコロ)ダメージ19点。

GM:その一撃で箱入り娘Bが落ちる。

イース:残りは【茸ドラゴン】のみ!

オルガノ:このターンは普通に殴る。(コロコロ)9で当たる?

GM:それは当たらない。見た目とは裏腹に素早く避けたところでラウンド終了、オルガノは【毒】のダメージを食らっておいてね。

ダスク:(コロコロ)先制判定はやっぱり失敗。【茸ドラゴン】に【武勲】を宣言。

GM:【茸ドラゴン】しかいないから……オルガノを殴る。(コロコロ)1点足りなくてあたらない!

ダスク:よし!

GM:なんかないか。支配者スキルとかないか。

イース:さすがに持ってないだろー(笑)

ダスク:レベルが足りないだろー。

GM:しょうがない。そちらの手番です。

オルガノ:まずは私が【傀儡】を使って【外皮】を消しましょう。

GM:んあー、そうしてくるかぁ。

オルガノ:配下が4人がかりで瘴気を吸い取り、道を作る。「ダスクさん、やっちゃってください!」

ダスク:《民の声》使って3D6で命中判定。(コロコロ)成功。

イース:ギリギリなんですけど……。

ダスク:このターンで倒すのは難しいだろうけどなるべくHP削っておきたい……《民の声》2点使って4D6点ダメージで。(コロコロ)えっ。

GM:7点ですねー。

イース:えっ……どういうこと?

GM:1、1、2、3。合計7点だよね。前から思ってたけどプレイヤーレベルでダメージダイスの出目がひどいよね。

オルガノ:「配下が作った道はどうなるんだー!?」

ダスクのプレイヤー李奇人は以前5D6で5を出した経験がある。

ダスク:あのね、俺心が優しいから。

GM:……はい。では続いてイースさん。

イース:えーっと、7はあんまりにも予想外すぎて。

ダスク:俺も10点前半は行くと思ってた。

GM:誰しもが思ってたんだけどね、それ。

イース:悲しいので最後の【お酒】飲んで終了です。

GM:どんどんポリンキーに酒が染みていく。ラウンド終了で4ラウンド目ですかね。

ダスク:よし、ここで絶対成功すればいいんだな。(コロコロ)失敗です。GM:【茸ドラゴン】は一歩下がって【毒の霧】を本陣のイースに。

イース:お、まじか。

GM:1人だけでも倒す! (コロコロ)5点。

イース:1点残った! 生き残った!

ダスク:あぶねー。

GM:でも【毒】になるかどうか判定してもらおうか。

イース:(コロコロ)抵抗成功!

GM:くっそー、まじかよ。ここぞというタイミングで……。

イース:お酒一杯飲んだからアルコールで身体が消毒されてるんですよ。

GM:湿気てるじゃねーか!

オルガノ:触感的にはグニュって言う感じ。

GM:ポリンキーにキノコ生やしてやろうと思ったのに……。

オルガノ:では改めて【傀儡】で【外皮】を打ち消す。「ダスク、これで決めてくれよ!」

ダスク:一歩前に出て殴るんだけど……ダイス2個じゃ出ない気がする。

イース:維持費考えるとあんまりやりたくないんだけどしょうがないよね。

ダスク:《民の声》1点を使って命中判定にダイス3個。(コロコロ)《配下》切ると成功で《気力》1点!

GM:3D6で13点……ワンチャン死ぬなぁ。

ダスク:「これが俺たちの力だ!」と言いつつ先程の《気力》使ってダメージ3D6点!(コロコロ)14点!

イース:やった!

GM:喉元を狙ったダスクの一閃で【茸ドラゴン】は倒れます。くっそー。

イース:ラウンド終了前に割り込みで【祈り】を自分に投げます。2点。酔っぱらいの祈りなんてこんなものです。

GM:いや、とんがりコーン様から見放されてるからじゃない?

イース:はっ!?

GM:今の姿ポリンキーでしょあなた。

ダスク:きのこたけのことは違うお菓子戦争勃発だ。

GM:ではそんな感じで皆さんは支配者戦に勝利しましたので、「お宝表」振ってください。

お宝表を振った結果、「機械」3個と「ポーション」を獲得した。

【戦いの後で】

GM:皆さんが【茸ドラゴン】を調べると首の後ろの延髄らへんに白長く光っているキノコが数本ありますね。

ダスク:「これがあのキノコか?」

イース:「そうかもしれませんね」

GM:形状は本でみたスティックストック茸と同じようなものですね。

ダスク:では何本か生えているものを回収しましょう。

GM:アイテム【スティックストック茸】をゲットしました。

オルガノ:【お守り】はあるから同じ道を帰れるんだけど、怖いのはここの部屋にまだトラップが1つあるんだよね。

ダスク:レベルから逆算できるよ。未発見発動で一番怖いのはリセットスイッチだけどレベルが足りないから。

イース:残り2だからね。

オルガノ:いや、本当に怖いのは「本当にこのGMがトラップレベルを守っているか」っていう。

GM:この期に及んでだけどそこを破る前提ってのはどうなんだよ!?

ダスク:トラップの数は残り2つだからレベル1が2個、つまり通路にしかないんじゃない?

イース:あー、そっかそっか。

ダスク:GMが守っていれば。

イース:ということはこの部屋でキャンプしてもトラップは発動しない。

ダスク:さすがに支配者戦をやった後でトラップが発動したら泣ける(笑)

オルガノ:俺らはそれを平然と考えてるんだけど(笑)

GM:王国に帰るまでが冒険だからね(笑)

ダスク:まあいいや。キャンプしてさっさと帰ろう。

オルガノ:B2の部屋なんてなかった。

GM:ではキャンプですね。

ダスク:《民の声》回復するために才覚休憩しかないよなぁ。

イース:そうだね。

ダスク:(コロコロ)7番。

GM:「先程の一撃、見事でした!」なんていいながら配下がお茶を持ってきてくれますね。《民の声》を1点回復です。

ダスク:「ありがとう、いただくよ」

GM/配下:「ダスク様かっこよかったです!」

ダスク:「おまえも精進しろよ。具体的には5年後に【逸材】になれるくらいに」

全員:(笑)

GM:彼は逸材にはなれなかった(笑)

イース:私も才覚休憩します。(コロコロ)10番。

GM:才覚で11を出すと民の声が1D6回復します。

イース:(コロコロ)全然駄目だ。次のクォーター行動できないけどあまり関係ないね。

オルガノ:では最後に私が才覚休憩を。(コロコロ)まただ。

GM:好きなだけ敵意をとり、上げた分《民の声》が回復しますね。

ダスク:オルガノに対して敵意を5点獲得して《民の声》が上限の11点。

イース:上限いった!

ダスク:「あなた忍者なのに全く忍びませんよね(不審の感情を獲得)」

オルガノ:「忍ぶ必要なんてないでしょう!」

GM:今後の冒険について話しなさいよ。

ダスク:今後の冒険について? わかった。「なんでお前は王様を見殺しにして逃げるようなことをしたんだ!」

イース:今後の冒険(笑)

GM:5年後の話じゃねーか!(笑)

オルガノ:「しょうがないんだよ、画が売れなくて予算が取れなかったんだ(笑)」

ダスク:ではこんな感じで次のクォーターに。来た道を通って帰りましょう。

オルガノ:【炎の道】を【お守り】で無効化。(コロコロ)成功。

GM:では森を抜けて外に出ることが出来ました。では最後の強敵、道中表を4回お願いします。

ダスク:(コロコロ)【魅力/9】に失敗すると配下が国に逃げ帰る。

GM:全員判定してください。

全員:(コロコロ)成功。

イース:では続いて。(コロコロ)5番。

GM:【才覚/9】うんぬん。

イース:(コロコロ)ダスク以外成功で3クォーター経過。

GM:処理がいっぱいあります。まずオルガノは【毒】のダメージで3点、そして1ターン食事をしていないので1D6ダメージを受けてください。

イース:(コロコロ)6点。

ダスク:私は1点。

オルガノ:(コロコロ)2点ダメージ。

GM:イースのHPがマイナス3かな?

イース:割り込みで【ポーション】使って私が回復。この先の道中表の事を考えると【祈り】は温存したい……(コロコロ)3点。

GM:ぴったり0点でーす。

イース:……《民の声》と《気力》2点ずつ使ってオルガノと私を2D6ずつ回復します。オルガノが7点、私が10点回復。

GM:これで処理が終わりだと思ったら大間違いだ。ラウンドが変わったので李奇人さんにバンブーの【武勇】判定を振ってもらいます。

イース:これさ、バンブー死ぬんじゃないかな?

李奇人/バンブー:(コロコロ)《絶対成功》したよ?

GM:それは……回避だなぁ。バンブーの《気力》が2点回復します。

イース:やったー(笑)

オルガノ:では道中表3回目。(コロコロ)12番。

GM:お金を1MG拾った。

ダスク:最後にしたい。(コロコロ)8番。

イース:(コロコロ)成功。

オルガノ:私も成功。

イース:よかったー。

オルガノ:帰れないかと思った……。

ダスク:では王宮に向かいましょう。

GM:はい、では皆さん生きて帰ってくることが出来ましたね。おめでとうございます!

【エンディング】

GM:ではエンディングです。出迎えの民に囲まれた先に、心底ほっとしているシリングの姿がありますね。

ダスク:「ただいま戻りました」と報告。

GM/シリング:「いやぁ、間に合わなかったらどうしようかと思ったわい。今のところはバンブー様の容態は落ち着いておる」

イース:「よかった、ご無事なのですね」

ダスク:「これでよかったのか?」といいながらスティックストック茸を見せよう。

GM/シリング:「ああ、これじゃこれじゃ」と言いながら受け取ります。「ダスク、オルガノ。ご苦労じゃった。」

オルガノ:「我々への労いは後で構いません、早くバンブー様の薬を」

GM:「わかった。ところでイースはどこに?」

イース:湿ったポリンキーが心配そうに見てる。

GM:すると目を瞬くようにして「お主、どうしてそんな姿を……?」

イース:「き、霧妾が……。あの森には恐ろしい呪いを持つ怪物がおったのです……」

GM:「そ、そうか。早く治るといいのう。さて、こうもしてはいられぬ。早くバンブー様に薬をやらねばの」といって王宮の方に走っていきますね。

イース:その後ろ姿を心配そうに眺めていよう。

GM:皆さんは祭りの準備をしている王国の民から歓迎されますね。「ダスク様万歳! イース様万歳! オルガノ様万歳!」

イース:お祭りの準備中だもんね。

GM:そんな事をしている間に特効薬が完成したらしく、バンブーの熱は次第に下がりますね。安静にはしていますが心配はなくなったようです。

イース/民:「バンブー様が回復なされたぞー!」

GM/民:「統一冒険合衆国万歳ー!」

イース:ところで、そろそろ元の姿に戻っていい?(笑)

オルガノ:「イース、その姿を忘れぬ為にも絵にしたためておきましょう。徳川家康も戦場での惨めな姿を忘れぬ為に絵にしたためたと聞いています」

イース:それはちょっと(笑)

GM:オルガノが売ってる絵ってそれかよ!

イース:その絵を売るか!?

オルガノ:これがだんだん綺麗になっていくとイルカの絵になっていくんだよ(笑)

GM:そんな感じで国が一様にお祭りムードになっていき、イースやオルガノも忙しく仕事に追われている感じですね。そんな中で、ダスクはシリングに呼び出されます。

ダスク:「なんだ、じいさん」とシリングの部屋に。

GM/シリング:「忙しい中呼び出して悪かったのう。実はお前に一つ頼みたいことがあってな」

ダスク:「ほう。改まってどうした?」

GM/シリング:「これから頼むことは簡単なことではないし、断りたければそれでも構わん。だがお主にしか頼めないことでの」

ダスク:「まあいい。とりあえず話してみろよ」改まって何だろう?

GM/シリング:「バンブー様の病気の件だが、あまり騒ぎになるのも良くないと思ってまだ伝えていないことがある。……ザイツボンベ症候群に関して、完全な治療薬というものはまだ出来ていない」

ダスク:「じゃああのキノコは症状を抑えるだけか?」と真顔になって。それは予想外だなぁ。

GM/シリング:ため息をついてゆっくり喋ります。「一度症状を抑えたとしても一定の潜伏期間の後、またしても症状が出てくる。儂も研究を続けるつもりじゃが、老い先が短い身じゃからのう」

ダスク:「何を言ってるんだ、殺しても死ぬ身じゃないだろう」

GM/シリング:「そういってもらえるのはうれしいがの。若い者に頼むのは心が痛むのじゃが、あのメンツの中で一番腕が立つのはお前じゃ」

ダスク:ネジが一本抜けてるか若いねーちゃんしかいないからなあ。

GM/シリング:「ザイツボンベ症候群について、少し大国の方に行って調べてきてはもらえないだろうか。この通りだ」と頭を下げる。

ダスク:「頭を上げろよ。じいさんの頼みとあらば、まして国王様のためとならばその任を受けようじゃないか」

GM/シリング:「では任せたぞ、ダスク」

イース:なんか大変なことになった。

GM:その後の説明ですが、潜伏期間にもよるもののこの後数年分の薬は確保しているし、キノコの場所もわかっていますので供給に関してはある程度問題なさそうという見解ですね。

ダスク:特効薬を探してくればよい感じなのかな。

GM:特効薬やそれに類する情報を集めるだけでも十分に成果になりますね。

ダスク:ではその説明を聞いた後で面と向かって言いましょう。「よし、わかったじいさん。大船に乗ったつもりで任せてくれや」

GM/シリング:そう言われると心底ほっとした表情ですね。「よかった。儂は病気のほかにバンブー様に仕えるければならないことがたくさんあるのでのう」

ダスク:「そうとなれば早い方がいいな。後の連中にはうまいこと言っておいてくれや」と行って食料を軽く持って旅立ちましょう。

GM:ではこのような形でダスクが旅立ち、今回のセッションも終了という形になります。後日談ですが、この日から3年ほど後、シリングは流行病で他界します。

イース:治療のために調べてたら移っちゃったのかな。

GM:その後バンブーの病気は再発することもないまま成長します。困ったことに、シリングは病気のことを伝えずに他界してしまったため他の人は完治したものと思ってしまっているんですね。

ダスク:ふむ。

オルガノ:ダスクしか知らないんだ。

GM:そうですね。そのような状況で時系列は元に戻り前回のリプレイ、そして第3話へと続いていくといったところで今回のセッションは終了です。お疲れさまでした!

全員:お疲れさまでした!

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