艦これRPGを始め多用なTRPGシステムをリリースし続ける冒険企画局様、気になるその実体に迫ります。サークル活動やサイト運用の参考にもなる濃い内容になりました!!
――今回はTRPG every dayのインタビューにご協力頂きありがとうございます。まずはインタビューに参加して頂く皆さんの簡単な挨拶からよろしくお願いします!
せなっぱ:おはようございます! 桜葉星菜。です☆
クレヨン:そしてこんにちは、「コーヒーをよく吹く」クレヨンです!
せなっぱ:あなた誰ですか? (・ヮ・;)
クレヨン:あれです、ほら、冒険tv(冒険企画局の配信チャンネル。木曜日に試験生配信をよく流す)に、せなっぱさんと出ている人!
せなっぱ:あーなるほど! 冒険TVの配信で、毎回名前をサイコロで決めている人(冒険TVのサブパーソナリティー。配信のたびに冒険企画局の作品に入っている名前表を使っている)ですね! (・ヮ・)
クレヨン:はい。冒険企画局の広報インタビューということで参上しました。今回も、冒企らしくサイコロで名前を決めてみましたよ!(今回は、『迷宮キングダム リプレイ 辺境王国とチーズの森』の二つ名も使用)
せなっぱ:わ、分かりました! 広報っぽい人ということで、私たちが参上したんですよね ( `・ω・´)
クレヨン:そうです。そして、あと二人います。
平野:こんばんは、平野塁次です。
びぃえむ:お疲れ様です! びぃえむです!
せなっぱ:わー、にぎやか! (・ヮ・) ドーナツとお茶も用意しましたよ☆
クレヨン:というわけで、今回は3人+1でインタビューにお答えします。
一同:よろしくお願いしまーす!
出席者紹介
桜葉星菜。:通称せなっぱ。冒険TVメインパーソナリティ。レディースセッション2013主催。ブログ「かんがえる星色のなっぱが生えている。」
平野塁次:『カードランカー』で、第1回サイコロ・フィクションコンテスト優勝。その後、冒険企画局メンバーとなる。『カードランカー』の3巻を鋭意制作中。
びぃえむ:『シノビガミ龍』『シノビガミ悪』でPL参加。その後、冒険企画局メンバーとなる。Role & Roll連載『シノビガミGP プロレス忍法帖』などで活躍。
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昨年に増して、沢山遊んでもらえたJGC
――挨拶ありがとうございました。四名もインタビューに参加してくれるとは思わず大変びっくりしています。早速ですが本題に入りましょう。まずは時事から。
ズバリ、今年のJGCはいかがでしたでしょうか。去年登場したキルデスビジネス・インセインに加えて今年から艦これRPGが新たに加わりましね。「サイコロフィクション」という基本ルールにますます注目度が高まっていると感じます。手応えはありましたか?
クレヨン:平野さん、びぃえむさんは、冒険企画局メンバーとしては初JGCでしたね。
びぃえむ:はい、制作に参加している新作の話がチラッとできてよかったです。平野さんは、どうでした?
平野:富士見書房様のスペースで配布していただいた、『艦これRPG』のシナリオが好評でホッとしました。今回は、僕がシナリオを作ったので。
びぃえむ:『艦これRPG』も、新刊『インセイン2』も『キルデスビジネス3D』も、さっそく遊ばれていましたね~。大成功!
せなっぱ:新しくGMをしてくれるひとも、沢山増えた気がします (*‘ω‘*)
平野:そして『インセイン』と『キルデスビジネス』は、昨年のJGCにそろって発売になったんですけど、今年も同時最新刊ですね。
せなっぱ:『キルデスビジネス』といえば、公開収録のトークショーも好評でしたね、リアルヘルPに会えました!(●皿●)
平野:僕はトークをする側で、すぐ隣にヘルPがいて怖かったのですが……。
びぃえむ:まあ、トークショーがウケてよかったじゃないですか!(笑)
せなっぱ:というわけで、昨年よりも冒企ファンの方を沢山見かけて、大感謝のうちに終了でした! ><b (せなっぱさんのJGCレポートもご覧ください→ジャパン! ゲーム! コンベンション! | かんがえる星色のなっぱが生えている。 )
――皆さん充実した内容のようですね! 私は残念ながら参加は出来ませんでしたが、twitter上でその楽しさをお裾分けしていただきました。サイコロフィクションシリーズの勢いはますばかり、今から来年のJGCも楽しみです! ちなみにリアルヘルPはこんな感じだったようです↓
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部活動としての広報活動、冒険企画局にとってのtwitter
さて、冒険企画局さんといえば、twitter上でのその広報活動をまず思い浮かべる事が多いかと思われます。積極的なセッションサポートを始めとした支援から「ぎょーむれんらく」と称したメシテロまで。その気になる内情を徹底的に聞き出していきましょう!
インスタント広報でレッツ・ロール!
――まず始めに、そもそも広報担当さんが普段携わっている業務内容について教えてください。
せなっぱ:これって、私達が答えちゃっていいんでしょうか?
びぃえむ:俺達、インスタント広報ですけど?
クレヨン:その言葉、いただき。まさにそれで、冒険企画局の広報には、決まった窓口はありますが、現時点では広報の専任者はいません。だからある意味、みんなインスタント広報。
平野:サイコロで決めたような言霊……。
せなっぱ:(・ヮ・;) えっと、つまり広報もするけど、普段は制作や配信など他の活動もしているってことですよね。
クレヨン:はい。テーブルトークRPG(以下TRPG)風に言うなら、作品や企画ごとに、その時点で1番向いている人が広報のロールをする感じです。
平野:うーん、ロールだと思えばいいわけですね(RPGについては、入門用にこういうまとめもあります→冒険企画局のRPGことば – Togetterまとめ )。
びぃえむ:バンドがインタビューされると、1人くらいはよくしゃべる人がいますよね? そういう感じ。
せなっぱ:あ、バンドならボーカルがいいです (・ヮ・)
クレヨン:せなっぱさんがメインボーカルで、平野さんが作曲して、びぃえむさんは曲の途中でなんか面白いラップを入れる人、でどうでしょう。
びぃえむ:あー、いいですね。はいYO!(ポーズ)(YOは、Y=ヨロシク、O=オネガイシマスの略)。
平野:別のロールプレイになりつつあるので、話を戻したほうがいいような。
クレヨン:はいー、戻します。さて、いかに広報がゆるいとは言っても、完全アドリブではありません。たとえば冒険企画局のTwitterアカウントでのやりとりには、基本ルールを作ってあります。だから、それに合わせて応対をすればよいようにできています。
平野:人は変わるかもしれないけど、ルールは決まっていますね。
せなっぱ:配信で作品の宣伝が必要になると、詳しいひとに宣伝係をお願いする時もありますね。
びぃえむ:たとえば、TRPGがテーマなら河嶋陶一朗さんや齋藤高吉さんや魚蹴さん。アプリがテーマなら山本太さんとかですね。
河嶋陶一朗:『サタスペ』『迷宮キングダム』『.hack//無限増殖』『シノビガミ』『マギカロギア』『恋と冒険の学園TRPG エリュシオン』『インセイン』『艦これRPG』など。あらためてTRPGだけあげてみても沢山ある。 齋藤高吉:『迷宮デイズ』『ハンターズ・ムーン』『ブラッド・クルセイド』『キルデスビジネス』『ブラッドムーン』など 魚蹴:『シノビガミ』をはじめとしてリプレイPLに多数参加。その他に『インセイン』リプレイなどを執筆。 山本太:アプリ『コレヤラーニャ』『コオニヤラーニャ』のプログラムなど。
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クレヨン:でも、おかげさまで規模が大きくなってきましたので、将来は広報の専任者を決めるかもしれません。
せなっぱ:あとでも話しますけど、お外でセッションするのも広報の一部なんですよ~ (*‘ω‘*)
Twitterは部活のひとつ
――なるほど、それではtwitterもお一人ではないのですね? 何名くらい関わっているのでしょうか。また、冒険TVなどの関連アカウントとはどう区別・差別化しているのでしょうか。
びぃえむ:1人じゃないのは確かですよね。10人くらい……?
せなっぱ:もともと、Twitterの活動は、部活動(部署ではなく部活。他には野球部、食べどうらく部、スーパーママチャリ部、犬部、猫部などがある)なんですよね。
平野:冒険企画局アカウントのアクセス権は、原則として冒企メンバー全員が持っています。
クレヨン:毎日ログインしてチェックしているのは、3人くらいかな。
びぃえむ:規制されそうなくらい使っちゃうヘビーユーザー(他の人に迷惑なので規制よくない)の他に、閲覧だけをする人(感想を見るのはうれしいものです)、1度だけツイートをした人(サイコロを振って負けたら何かツイートしないといけない罰ゲーム)、イベントのレポートに活用している人(遠方の時など特に便利。なるべくおいしい食べ物を撮って、行けなかった者を苦しめる)とか、いろいろいると聞いてます。
せなっぱ:ログインはしないけど、おいしいものとか、かわいいものとかのツイート用の画像を送ってくれる人もいますよね☆
クレヨン:そういえば、ツイートボタンを猫部さんや犬部さん(冒険企画局メンバーの犬や猫。こういうまとめもあります。→生きものたちの冒険企画局 – Togetterまとめ)に押してもらったこともあったっけ。
せなっぱ&びぃえむ&平野:なるほど……。
クレヨン:それから、小鬼(迷宮キングダムに登場する鬼族。アスキーアートだとこんな→ ヽ(∞U)人(◉◉ U)ノ )は人気者ですね。
せなっぱ:あ、そうですね☆ 小鬼さんたちは、いろんなメンバーのツイートで活躍していると思います (*‘ω‘*)
平野:アカウントの使い分けについても説明しないといけませんね。
びぃえむ:そうだった。こちらをお読みください(コピペをする音)。
冒険企画局アカウント( @Bouken_jp )は、ご感想やお知らせをはじめとする、冒険企画局作品や関連プロジェクトについての内容が主になります。 冒険TVアカウント( @Bouken_tv )は、配信、募集やイベント告知の拡散、取材などが主になります。冒険企画局作品と関連がない話題も積極的に取り上げています。
クレヨン:冒険企画局アカウントが本部なら、冒険TVアカウントは取材用の車や飛行機って感じかな。(こういうまとめもあります→冒険企画局ツイッター部って何者? – Togetterまとめ )
イベント参加も大切な広報
――ふむふむ、あの高い稼働率にはそんな裏があったのですね! 納得です。ちなみに私などはネットを基本的な活動拠点としているため、やはりtwitterやネット生放送の冒険TVでの広報活動のイメージが強いのですが、その他に力を入れていることがありました教えてください。
せなっぱ:お招きをいただいたイベントへの参加は、大切な広報活動に位置づけているんですよ(・ヮ・)
クレヨン:そうそう。オンリーコンベンションやサークルさんの例会などにおうかがいするのはうれしいです。
平野:直接にいろんなお話をするのは、やっぱり大事ですね。Twitterは便利なツールですけど、長い会話にあまり向かないし。
びぃえむ:それに、Twitterを使ってないけれど、TRPGを熱心に遊んでいる方も沢山いますからね。
せなっぱ:そういう皆さんのご感想やご要望を聞けるのがうれしいです。地域によって、GM紹介の進行や流行りのシステムが違ったりするのも、すごく勉強になります! ><b
クレヨン:毎月のようにご招待を受けて、全国あちこちのイベントに参加するようになるなんて、2年前は想像もしなかったなあ。
感想と招待に支えられて出来上がった、今のスタイル
――ネット上では得られない声も拾い上げる姿勢、素晴らしいです! それでは、今のようなtwitterや生放送も含めた広報活動に力を入れようと思った理由・きっかけなどはありますでしょうか。
また、twitterを使った広報活動はいつ頃からされているのでしょうか。さらに、それ以前と比べて広報活動に変化はありますか?
せなっぱ:私は2013年から冒企メンバーになったので、いにしえの記憶はないんですよねー ( ‘ω’ )
平野&びぃえむ:同じく~。
クレヨン:いにしえって……Twitterができたのは21世紀でしょ!
せなっぱ:細かいことは知らないので、お願いします ( >人< )
クレヨン:こんなこともあろうかと、冒険企画局のスーパーコンピュータ「春」から年表をダウンロードしておきました。これを見ながら話しましょう。
平野:年表によれば、Twitterで @Bouken_jp のアカウントを始めたのは、2008年。それから1~2年ごとに大きなきっかけがあって、方針を変えていますね。
びぃえむ:ほうほう(梟)
クレヨン:ちなみに、せなっぱさんは、冒企のTwitterのイメージってどんな感じですか?
せなっぱ:ええと、リツイートがうr (´’ω’`)
びぃえむ:いま、「うるさい」って言いかけた?(笑)
せなっぱ:いえいえ、リツイートがうらやましくなるくらい沢山あって、楽しそうだなあと。
平野:ぶっちゃけ、多くてうるさいですよね。
クレヨン:(紅茶でむせる)言われてしまった! トップシークレットなのに!
平野:あっ、失礼しました。
せなっぱ:あのその、リツイートが沢山になったきっかけってあるんでしょうか?
平野:資料によると、2009年だそうです。この年に、冒険企画局が復刊の企画協力をした『ルワンダ中央銀行総裁日記』(服部正也著、中公新書)という本が出版されました。
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びぃえむ:これは、今でも時々、ご好評ツイートを見かけますねー。ありがたいです。
平野:復刊当時、Twitterで沢山の感想が流れたそうです。しかも、「読んでみたい」と思わせる素敵なツイートが多かったとのこと。
クレヨン:実際、冒険企画局が宣伝文を書くよりも、効果的な内容だったと思います。
せなっぱ:それ、分かります! TRPGでもそうですけど、楽しそうな感想って自分も遊びたくなりますね。
びぃえむ:レビューでポチったりして。
平野:というわけで、この経験を自分たちの作品にも活かさなければと考えて、ユーザーの皆様のご感想をピックアップするという方針を選んだそうです(さらにさかのぼると、そもそも『ルワンダ中央銀行総裁日記』復刊の企画協力のきっかけもネットでしたが、それは別の物語ということで)。
せなっぱ:もう一つの質問ですけど、Twitterに力を入れる前と後で、広報面で変わったことってあるんでしょうか?
クレヨン:一言にまとめるなら、「身近になりました」ですね。そのよい例が、2011年の東北旅行。
びぃえむ:青森まで行ったんでしたっけ?
クレヨン:福島と青森のかたに、お誘いを受けたんですよ。
平野:資料によれば、まず福島県の郡山でオフ会に出て、翌日に別のかたと合流し、2日後に青森県の八戸でオフ会に出たとありますが……。
びぃえむ:福島から青森って、あいだに宮城や岩手がありますよね? オフ会にしてはスケールでかっ!
平野:しかも時期は2011年の5月だから、東北で地震があって間もないです。
クレヨン:迷惑かなとも思ったんですけど、熱心なお誘いだったので行きました。行った先で、「こういう時こそ娯楽が大事」だと言われたのを、よく覚えています(東北の旅については、こちらも参照→2011年5月 東北TRPGオフ参加記 – Togetterまとめ)。
せなっぱ:なんか、グッと来ちゃいます (´;ω;`)
びぃえむ:「こういう時こそ娯楽が大事」、よい言葉ですね。
クレヨン:旅先でいろいろと話を聞いてみて、Twitterの限界を感じました。ネットで頑張るだけでなく、他の活動とセットにしないと効果が小さいと考えたんです。そこで、広報活動を変えてゆきました。
平野:たしかにその後、イベント参加がどんどん増えてますね。
クレヨン:せなっぱさんに、全国あちこちに行ってもらおうと思ったのも、東北の体験がきっかけなんですよ。
せなっぱ:そうなんですね! 東北へ行く日も楽しみにしています ><b
平野:その他にも、2010年には「どどんとふ」さんを中心にオンラインセッションのツイートが増加を続けたり、2012年には @Bouken_tv が誕生したりと、いろいろなきっかけがあったそうです。
せなっぱ:そのたびに、活動を見直しているんですね☆
びぃえむ:@Bouken_tv の初取材が、『ニンジャスレイヤー』の翻訳チームさんへのインタビュー実況だったのも、面白いですね!
平野:ありましたね、SFセミナーのイベントで、インタビュアーが齋藤さんとフカホリユウキさん(児童マンガ家)でした。
びぃえむ:あの時は、インタビューを聞きながらTwitterで実況をしているんですよね。資料によると、津田大介さんのTwitter実況に興味があって試してみたそうです。へえー!
クレヨン:試したことの中には失敗もあるけど、何とか続いているのは皆様のおかげです。
「冒険」につながるような情報を広めるポイントとは
――興味深い話ばかりでもっと聞きたくなってしまいますね。
さて、ツイートでは、冒険企画局さんと関係のあるセッションやコンベンション情報だけでなく、普通のブログ記事やアルバイト募集情報なども流していて「面白いな。でもなんでだろう?」と常々思っていました。全て担当さんの判断によるものでしょうか。また、流す情報選びのポイントはなんでしょう?
せなっぱ:まずは、いろいろな情報を広めたい、というのがありますよね☆
平野:常にアンテナを張り巡らせております。冒険企画局のデビュー企画は金山登りでもありますし。
びぃえむ:「冒険」につながるような情報や、「冒険」のきっかけになる情報、みたいなノリですね。
クレヨン:冒険企画局による「冒険」の定義については、局長の近藤さんが書いています。『まるごと一冊冒険企画局』という本にも載っているので、よかったら探してみてください(6ページ目あたり)。
平野:さて、そういう前提を踏まえて、ご質問に答えていきましょう。
びぃえむ:情報を選んで広める時は、いくつかパティーン(パターンの意)がありますよね。
せなっぱ:ここでは六つに分けてみました(・ヮ・)ツイートの内容によって、複数のパターンがかぶることもあります。
1. 募集や告知
平野:セッションの募集や、イベントの告知です。コンベンション、サークルさんの例会などのお知らせを広めております。
せなっぱ:基本的に、オンリーコンベンションや、冒険企画局がゲストで参加するイベントは @Bouken_jp で紹介し、普通のセッション募集やコンベンションのお知らせは @Bouken_tv で紹介しているんですよ。
びぃえむ:皆さん、募集文をいろいろ工夫していますよね!
せなっぱ:@Bouken_tv で広めてもなかなか成立しない募集は、@Bouken_jp でお手伝いする時もあります。沢山セッションが成立するのを願っております~(・ヮ・)
2. 冒険企画局とゆかりが深いクリエイターさんやお店の情報
せなっぱ:気になったクリエイターさんの活動は、TRPGに関係がない情報でも興味を持つ方が多いですね。
クレヨン:速水螺旋人さんのTRPG以外のお知らせを広めているのも、その一環です。
平野:最近では、「ナインティ」さんの求人情報を広めました。
びぃえむ:イベント会場でお世話になっているので、応援も込めていますよ!
せなっぱ:いいバイトさんが入りますように ><b
速水螺旋人:冒険企画局作品のリプレイPLやイラストの他、単行本『速水螺旋人の馬車馬大作戦』、コミック『オープンダイス・キングダム』『靴ずれ戦線』『大砲とスタンプ』など。 ■空とぶ速水螺旋人■ ナインティ:曙橋のゲームカフェ&バー。冒険企画局主催の「五竜亭ナイト」「レディースセッション2013」の会場になった。ゲームカフェ・バー「Ninety.」
3. 冒険TVで取り上げたかったり、コラボレーションをしたい方のツイート
平野:たとえば嵯峨崎新聞社さんは、ここになるのでしょうか?
クレヨン:ですね。冒険TVにゲスト出演するきっかけになったのは、嵯峨崎新聞社さんのツイートを広めた時の反響の大きさでした。
嵯峨崎新聞社:嵯峨崎市という架空の地域で起きた事件、事故が記述された新聞。TRPGのシナリオフック集や、オリジナルCDもある。 商品サイト:嵯峨崎新聞社 ブログ:嵯峨崎地域新聞
びぃえむ:ブログ(嵯峨崎地域新聞)での活動には以前から興味がありましたけれど、決め手になったのはユーザーの皆さんの関心の高さだったのです。
せなっぱ:おかげで配信も大好評でした! というわけで、特に @Bouken_tv のツイートの中には、コラボレーションをしたい方の情報が先取りで含まれているかもしれませんよ~☆
4. ユーザーの方々が興味を持つかもしれないツイート
平野:好みに共通点があるから、反響が大きい場合が多いですね。
クレヨン:最近では、「シェイクスピア・ゲーム」(NHK BSプレミアムの番組。9月17日放送。 机上の空想 シェイクスピア・ゲーム – NHK )について広めたのが、このケースです。
せなっぱ:かわいい動物やキャラクター系のツイートも、ここかも (*‘ω‘*)
5. 冒険企画局メンバーが他のメンバーに見せたいツイート
せなっぱ:学術的なブログから、アート情報、お茶が入った時の「ぎょーむれんらく」のようなものまで、いろいろです。
平野:#nowplaying のハッシュタグをつけた音楽ネタとかもあったり。
せなっぱ:音楽ネタも、冒企作品に関係がある方の曲は、 @Bouken_jp でツイートする時が多いです。中恵光城さん(歌手、声優。マウスプロモーション所属。『恋と冒険の学園TRPG エリュシオン』のリプレイに参加。ABSOLUTE CASTAWAY | 中恵光城 Official Web Site)とか!
びぃえむ:@Bouken_tv のほうで流す曲は、かなりフリーダムですよね?
クレヨン:はい。たとえばGoose houseさんは冒険企画局と関係ないけれど、YouTubeで拝見して親近感を持ったので流してみたり。
平野:こうして見ると、メンバー構成によってツイートも大きく変わりそうですね。
クレヨン:TRPG系では、2013年以降にせなっぱさんをはじめ、平野さんや、びぃえむさんが冒企メンバーに加わりました。これから、また傾向が変わってくると期待してます。
せなっぱ:好みで言えば、平野さんの豊満なツイートとか、びぃえむさんのプロレスなツイートとかが増えるんでしょうか?(・ヮ・)
平野:そういう好みだけ強調されても困ってしまうので、説明するとですね(ここから長いので割愛)。
びぃえむ:俺は、格闘技の他にもスポーツ全般が好きですよ!(ここから長いので割愛)
6. その他、秘密
平野:「どうしてこれを冒企が?」というツイートもある気がします……。
クレヨン:気にしないのがいいと思います。間違ってボタンを押したのかもしれないし。
びぃえむ:あと、意味のわからない時間にツイートがあったりしますよね。夜中の2時とか3時とか。
せなっぱ:目を合わそうとしないのはなぜですか (?ヮ?)
クレヨン:ナンデモナイヨ(大泉学園にある冒険屋敷には、実は怪談エピソードが多い。本当に誰の仕業かわからないツイートやRTがあるかもしれない。こわいのであまり掘り下げたくない)。
フラグが立てば、どこへでも遠征
――色々な方が関わっているアカウントだからこそのルールがあったんですね。メンバー同士のコミュニケーション手段になっているのは面白いですし、参考になります。ところで、コンベンションやイベントを企画したら「冒険企画局さんを呼びたい」と考えるファンも多いと思います。そうした要望はどういった手段で送るのが良いでしょうか。またどのような内容だと参加しやすいですか。
せなっぱ:どしどしご相談ください! ( `・ω・´)
平野:最近は、冒険企画局アカウント宛のご相談が増えました。ご相談をいただければ、お返事を差し上げます。
せなっぱ:Twitter以外の方法でご連絡が必要でしたら、(info@bouken.jp )までメールをお送りください。どしどし! ( `・ω・´)
びぃえむ:参加しやすい内容としては、やっぱりオンリーコンベンションだといいんでしょうか?
クレヨン:そうですね、前向きに検討しやすいです。それから主催様やサークル様が、普段どのような活動をされているかが分かるとありがたいですね。公式サイトやTwitterのアカウントを持つサークル様が増えてきたので、その点では便利になりました。
せなっぱ:あと、条件さえ整えば、日本に限らずあちこちに参上しますので、お声がけください(イタリアのマントヴァや韓国のお祭りにご招待をされて行ったこともあります)。
びぃえむ:日本だと本州はもちろん、北海道、四国、沖縄も行ってますよね。
せなっぱ:JGCやゲームマーケット以外では、2014年は河嶋さんや池田朝佳さんが東京や大阪のイベントに参加しました。以前には、さっきの回答で、青森と福島のお話も出ましたね。その他では、岩手、群馬、埼玉、神奈川、新潟、愛知、島根、高知、大分、熊本もあります。さらに、すごく昔は、宮城にもお呼び頂いたそうです。
平野:今年ではありませんが、まだ愛知に住んでいた頃に、埼玉に呼んでいただきました。うれしかったですよ。
びぃえむ:さっき地震の話が出ましたけど、2011年3月13日の名古屋のコンベンションに、齋藤さんと大高さんが出てるんですね! これもよく行きましたね~。
池田朝佳:リプレイPLで多数参加の他、著書に、サタスペのホラーリプレイ『叫びの家』『悪夢の棲む島』、小説『鍵開けキリエと封緘師』『セブンスホールの魔女』など 大高直樹:リプレイPLで多数参加の他、著書に『迷宮キングダム リプレイ 辺境王国とチーズの森』『迷宮キングダム リプレイ 辺境王国と滅亡のキッチン』
せなっぱ:心配されたらしいですけど、開催できてよかったですね!(当時のまとめ→幻想世界のTRPG空間さん オンリーゲストコンベンション まとめ – Togetterまとめ )
びぃえむ:せなっぱさんは、今年すごく遠征が増えましたよね?
せなっぱ:予定が確定したものを含めると、2014年は、新潟、東京、奈良、大阪、神奈川、熊本、愛知、福岡、埼玉です。今年のうちに、10都道府県に行きたいです☆
びぃえむ:1ヶ月に1回以上は、冒険企画局の誰かがどこかでGMをしてるわけで、よく考えるとすごいですね!
平野:スケジュールなどの制約がありますので、全てのお招きには応えられないのが恐縮ですが、これからも大切にしてゆきたいと考えています(回答の締めロール。)。
せなっぱ:どしどしどうぞ! ( `・ω・´)
それでも心配は山盛り。アカウント運営はやっぱり大変?
――気軽に相談してOK、という感じですね。
twitter広報活動の中で、取り扱い情報、ユーザーとの距離感についてなど、気をつけている事・工夫している事があれば教えてください。
せなっぱ:冒険企画局用のTwitterの基本ルールには、気をつけることが沢山書かれていますよね。
平野:全部をあげると長すぎるし、【秘密】になっていることもあります。
びぃえむ:一つか二つをあげるとするなら、どれだろう?
クレヨン:まず重要なのは、「ツイートは資源である」という点ですね。Twitterはアクセス回数に上限があり、API制限と呼ばれています。2010年あたりまでは余裕がありましたけど、今はどうしてもツイートを選ばないといけません。冒険企画局の作品や、関係する方々の活動は増え続けているので。
びぃえむ:一時期、制限に引っかかって規制されまくって大変だったみたいですね(笑)。
クレヨン:いろいろな情報を広めたいという夢はあるけど、にぎやかになればなるほど制限にかかりやすくなる。ジレンマです。
平野:面白いと思ったツイートが沢山あっても、全てを紹介できるとは限らないわけですね。
せなっぱ:ですから、なるべく募集系の情報や、楽しい情報、ためになりそうな情報を中心に伝えるようにしています。
クレヨン:ただ、災害時の速報等については、楽しくなくても伝える時がありますね。
せなっぱ:気をつけるといえば、セッションの募集がなかなか成立しないと、ハラハラします ><;
びぃえむ:遊んで欲しいですからね! 募集を拡散しても成立しないと、申し訳ない気分になります。
平野:取得漏れの増加も心配ですね。個々のツイートやRTへの反響が大きくなってくると、リプライやフォローの通知が届かなかったり、表示されない場合があるのです。
クレヨン:これもね~、悩みなんですよね~。
びぃえむ:フォロワー様が増えるのはうれしいです! でもTwitterの仕様による限界が出てきたってことですね。
せなっぱ:反応が遅い場合は、確認できていない可能性がありますので、ご指摘くださると助かります!(ぺこり)
クレヨン:あと、テクニック的に気をつけているのは、サシミとか、定食とか、チーズとか……。
びぃえむ:な、何ですかそれ!?
クレヨン:ツイートのテクニックに名前をつけてるんですよ。ツイートやリツイートだけだと大ざっぱすぎるので。
平野:あれ、基本ルールには書いてなかったような?
クレヨン:だって上級ルールだから。
せなっぱ:上級ルールの話は、また機会があればお願いしますね!
最後に
――twitterはころころと仕様が変わるので、その都度私も把握するのが大変です。冒険企画局さんのアカウントはとくに情報を発信し続けているのでルールの徹底を大切にしているんですね。
冒険企画局としての広報姿勢というのがとても良く分かりました。ありがとうございます! 最後に、ユーザーの皆さまに宣伝等ありましたらどうぞ!
平野:最後にこの場を借りて告知させて頂きます。『カードランカー』の最新刊が近々発売予定です。その名も『銀河の呼び声』。カードランカーの世界をより手軽に、より派手に遊べるように作りますので、お手にとって頂ければ幸いです。
近藤:みんな集まって楽しそうだけど、なんか普通に広報してるね。そんなんでいいのかしらん。えーと、冒険企画局は、これからも世界を驚かすような面白いものを作っていきますので、よろしくお願いします……と。それから、ゲームを遊びたい人や、おもしろいのができた人は、ぜひご連絡ください。一緒に遊びましょう。あれ? 普通だな?
皆:冒険企画局作品をご愛顧くださり、ありがとうございます。これからも楽しめる作品を出してゆけるよう励みますので、どうぞよろしくお願いします!
近藤功司:冒険企画局代表。テーブルゲームに造詣が深いライターであり、TRPGの汎用世界であるユキリアのデザインや、『アップルベーシック』シリーズの企画、カードゲーム『迷宮牧場の決闘』のゲームデザインなども手がける。著書に『やっぱりRPGが好き!』『それでもRPGが好き!』がある。
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