キャラクターの行動を宣言する
これからそのキャラクターが行う行動を宣言するようにしてみましょう。宝箱を見つけたとして、それが罠かどうか確かめる前にパカっと開けてしまうと他のメンバーが行動の機会を失います。かといって黙っていても話に入れずちょっと残念です。
「とりあえず私のキャラは開けたくてうずうずしますよ」
という感じで、これから起こすであろう行動を宣言しましょう。そうすることで、他の人も各々の行動がしやすくなります。そのキャラを抑えて罠を調べる、動き出す前に自分が開ける。などなどです。
心の声は遠慮なく出しとく
心の声は、セッション内のキャラクターには伝わりませんが、参加者には伝わる便利な感情表現手段です。GMが依頼説明中や、口出しし辛いような状況でも絡んでいくきっかけになります。
「(うおーこりゃどう考えてもキナくせえぜ、カマをかけてみるか?)と考えながら訝しんでおきます」
これは参加者同士が対立しているセッションでも有効で、お互いのキャラが何を考えながら動いているのか参加者は知っているとセッションは円滑に進みます。(パラノイアなど、隠し通すタイプのTRPGタイトルもあります)
「(ああ、この娘の血は美味しそうだ)と思いつつ、『お嬢さん、迷子かね、どおれ私が送ってあげよう』と優しく語りかけます。口にはカッコイイ牙があります」
「(まあ、赤い瞳に牙。こいつはきっと私のターゲットに違いないわ)内心ホクホクしながら『まあ、ありがとう見知らぬおじい様、でもごめんなさい、私足をくじいてしまって・・・・』」
心の声はセッションを楽しくするとても便利な表現方法なので要所要所で使っていきましょう。
相槌を打つ
ゲームマスターさんもプレイヤーさんも両方に言えることですが、話がきちんと伝わっているかどうかを確認しながらセッションを進めます。相槌を打ち、話を促す癖を是非ともつけておきましょう。「うん」とか「そうか」とか「そりゃすごい」とか、ちょこちょこバリエーションをつけつつ、自分の考えている事も織り交ぜましょう。
ちょっとした事かもしれませんが、相槌から話が繋がる事はよくあります。
「『ほうほう、そりゃ困った。確かに俺ならばその依頼、確かに成功する事はできるだろうが・・・人出がたりんな』ちらちらっと酒場の人たちを見渡しますよ」
当たり障りない行動描写をしておく
話に絡みづらいキャラクターの場合は、ちょっとした行動描写をしてそこに居ることをちゃっかり主張しておくという手もあります。
「暇そうにあくびをしながら話を適当に聞き流してます」
「武器の手入れを始めます」
他の人がそれを見て話を振ってくれたり、他の人に出番を譲るために今は話にはいらないという意思表示にもなったりします。
話を振る
とりあえず自分で判断できないけれど、他の人と絡むために使えます。
「『ふーん。お前どう思う?』」
話が転がりやすいですし、とりあえず場面を先に進める事ができます。
出番は自分で作る物だと考える
心構え的な話になりますが、出番は自分で作るものだというふうに考えておくと、行動しやすくなります。自分から動いていかないと、物語に参加することはできません。
手番で順番が回ってくるタイトルもありますが、結局のところ自分から参加していく気持ちがないと、ほかのキャラクターと積極的に絡んでいくことは難しいでしょう。
セッションの軸へと参加していくために、心構えだけでも持っておくと、だんだんどう動いていけばいいのかわかります。
他人に合わせる
他の人がどう動くのかを観察しておきましょう。そうすることで、他のキャラクターに合わせて同調し、セッションを転がしていくことが出来るようになります。
息が合う掛け合い等ができるととても楽しいですし、テンポも良くなります。他のキャラクターとその場で話を紡いでいくのもTRPGの醍醐味です。
状況を聞く
そこがどういう状況なのかわからずそもそも動き方がわからない時は、ゲームマスターに今どういう状況なのか聞いてみると良いでしょう。また、もっとよく知るためにロールプレイを混ぜつつ知ろうとしたり、判定でどうにかならないかを聞いてみると良いかと思います。
とにかく状況を知り、行動してみるのもTRPGでは必要な要素です。
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