TRPGユーザーに向けたサイト・ブログ運用記事という非常なニッチな物です。私がため込んだノウハウのその一部を、普段から楽しませて貰っているTRPGユーザーさんたちに還元できたらなと思い書きました。

「艦これRPGの始め方」記事を書いたらツイッターだけで一日900アクセス

先日こんな記事を書きました→TRPG未経験者のための「艦これRPGの始め方」もしくは「艦これRPGって何」 » aoringo works

内容はそのままTRPGのやり方です。ロールプレイのやり方やTRPGの説明をしています。この記事をアップしてツイッターに流したところ、その日一日で数十RTされ、900アクセスもの接続がありました。この数字は巨大なサイトや有名サイトでは小さな数字かも知れませんが、私のような個人でのんびり運営しているサイトにはとても大きな数字です。

さらに、その瞬間の前と後では、アクセス数が全体的に微妙に底上げされているのがわかります。記事は現在、一日当たり80アクセス程度あります。その影響なわけですね。

先述の記事がそれだけの人に「必要」な事がわかります。

どういう人に記事を見せたいのか、その人がどういう単語で検索をするのかを考える

私たちは普段どういう形でウェブページにアクセスしますか? ツイッター、フェイスブック、TRPGSNSもあるかもしれませんね。けれどもほとんどの場合は検索サイトだと思います。

人は検索サイトからやってきます。その人がどういう単語で検索してページにやってくるか。そこを考えなくてはいけません。

艦これRPGを手にとった、もしくは興味を持った人がどのような単語で検索するでしょう?

「TRPGのやり方」「TRPGの始め方」という記事は沢山あります。けどそれらは、どちらかというと「TRPGというジャンル自体に興味を持った。どんなTRPGがあるんだろう」という人たちのための記事がほとんどです。

「艦これRPGってなんだろう。どうやって遊ぶのかな?」という人が、「TRPG 始め方」等で検索する事はほとんどないと思います。何故なら「艦これRPGをやりたい、興味がある」というハッキリとした目的があるからです。

だから私は先程の記事に「艦これRPGの始め方」を入れ、さらに「TRPG未経験者のための」という文章も入れました。

最終的に出来上がったタイトルはTRPG未経験者のための「艦これRPGの始め方」もしくは「艦これRPGって何」です。

想定している検索キーワードは「艦これRPG 始め方」「艦これRPG 何」「TRPG 艦これ 始め方」「TRPG 艦これ 未経験」などです。これらの単語で検索して、このタイトルを見たユーザーは確実にクリックして貰えると思います。

また、検索サイトも、記事のタイトルと記事の内容は強い関連性があると考えています。記事タイトルと記事本文が一致していれば、ちゃんと上位に表示されます。

現在(2014/03/24)「艦これRPG 始め方」で検索すると、私のサイトは五位にあります。これで艦これRPGに興味がある人にTRPGの始め方を教える事が出来ますね。

艦これRPG 始め方 – Google 検索

何故「艦これRPGのやり方」という名前の「TRPGの始め方」記事を書くだけでこんなにアクセスがあり、検索ページ上位になったのか? 答えは単純です。だれもその事に関して記事もページも作っていなかったからです。TRPGの始め方を記事にする人は沢山います。けどその中の一つのタイトルに絞った始め方を書く人はとても少ないのです。

そのTRPGタイトルに興味を持った人をどうすれば呼び込めるのか? どうすれば人口を増やせるのか? その答えの一つだと私は思っています。

パっと思いついたTRPGタイトルで検索してみました。それぞれのTRPGタイトルをやりたいと思った、興味を持った人が満足できるようなページはありますでしょうか?

別に全てのタイトルにハウツー記事を書けと言うつもりは毛頭ないです。けれど、折角がんばって作った記事やページが検索にヒットせず、人に見られないのはとっても悲しいです。タイトル、考えていきましょう?

同じようにリプレイのタイトルも「マッツー死す!? 第三話」とかだけになってませんか?

コンベンションなどのイベントも重要です。この場合はサイトタイトルとなるでしょうか。「○○コン」とかだけで終わってませんか? 「○○コン|関東は秋葉原で月一第四日曜にソードワールドの世界を冒険・飛び込み大歓迎!!」ちょっと野暮ったいけれど、だれに来て欲しいのか、だれに見て欲しいのか。考えましょう。どうしてもコンベンションの名前だけのタイトルにしたい場合は、概要に力を入れましょう。

HTMLタグでいうと「meta description」タグですね。検索結果の概要にはこの部分が表示されます。ここにしっかりと開催地やコンベンションの内容、記事の内容を書きましょう。120文字程度がベストです。

タイトルの下にあるこの概要部分。ここが「meta description」です。

TRPG独特の専門用語に気をつける

TRPGタイトルは山ほどあります。そしてそれぞれに専門用語がありますね、もちろんTRPGというジャンル自体にも。ネクロニカならマニューバ、艦これなら個性リストなどなど。それらの専門用語は気をつけて使うようにしましょう。例えばTRPGを知らない人の為に記事を書いているのに「ダイス」「判定」「経験点」などの単語を使っていませんか?

私は先述の記事でダイスをサイコロと言い換え、判定と経験点は使用しませんでした。「ロールプレイ」という単語を使いましたが、それと平行して「演技」「なりきり」という単語も使っています。

その記事を読む人がどの程度の知識を持っているのか。想定するのはとても大切です。TRPGは専門用語がとても多いです。知らないうちに使っていませんか? 知らない単語が説明無しに出てくると、人は「私にはこの文章はまだ早いんだ」と読むのを辞めてしまいます。

よく見る記述は「○○の○○というルールは、サイコロフィクションでいう特技リストみたいなもので~」というような物です。新しい何かを説明するときに、既存のものを例にするのは簡単です。しかしそれで理解するのは既存のものを知っている人だけです。もしもページにやってきた人がサイコロフィクションをやったことの無い人だった場合、その人は頭にハテナマークを浮かべて帰って行ってしまいます。それでいいのかどうか、記事を書く時に意識しましょう。

専門的な話題の時は専門用語をジャンジャン使っても問題ないです。分かる人にしか分からない話は往々にしてあります。それだけの話ですが、だからこその話でもあります。

一つのページに話題は一つとする

一つのページにいくつもいくつも話題を連ねていませんか!! TRPGのやり方をタイトルで唄っているのに、ソードワールドの面白話が始まったり、どどんとふの使い方の説明が始まったりしてませんか!!

一つのページに話題を連ねるとページが長くなります。ユーザーも目的の記述を見つける作業が必要になります。そして何より、検索サイトから嫌われます。

検索サイトはとても賢いです。その記事のタイトル・概要とページの内容が合致しているかを確認します。それなのに違う話題が始まると、そのページを正しく評価しません。いえ、正しく評価しているからこそ嫌うんですね。

ウィキペディアも、ピクシブも、食べログも、まとめサイトも。全てタイトル・概要・内容が合致している物しか検索サイトは表示しませんね?

話題ごとにページを作りましょう。

画像を使う

TRPGは文字の遊びです。それも手伝って文字オンリーのコンテンツはとても多いです。画像を使っていきましょう。画像を使うと記事の印象がグッと良くなります。特に「どどんとふの使い方」や「サイコロの転がし方」などのハウツー記事は重要です。文字だけの説明では分からない人も出てきます。そして文字を読むのはとてもおっくうです。

画像を利用すれば、文字での説明の手間が省けます。

もちろん、文字メインの記事の場合に無理して画像を利用する必要はありません。メリハリが大事です。この記事も、画像がいくつか使われていますね。

画像を使う場合は、

<img src="hogehoge.png"/>

などとhtmlタグで記述しますが、

<img alt="サイコロの振り方①レフトハンドシェイキー" src="hogehoge.png"/ >

というようにartで説明をつけると、検索エンジンはその文字列を読み込んで画像の内容を理解してくれます。ちゃんと設定されていますか?

どういう検索キーワードでサイトに訪れるのかチェックする

貴方のページに、ユーザーさんがどういう検索キーワードでやってきたのかをチェックしておきましょう。やり方は沢山あります。ブログ解析パーツ、アクセス解析プログラム、googleアナリティクス・・・。

私のサイトの場合は好き勝手にやってますのでカオスですね。ユーザーはどのような検索キーワードで実際にサイトに来てくれるのでしょうか。貴方の望んだキーワードで来てくれていますか? 来てくれていないなら、そのキーワードに関連した記事・ページを増やしていきましょう。既存の記事・ページをブラッシュアップしていきましょう。

googleアナリティクスの導入と検索したキーワードの見方は今度別記事としてアップしますね。別の話題ですからね。

まとめ

というわけで、TRPGとブログ初めて約一年、偉そうにも垂れ流しましたが、参考にしてくれたらと思います。

検索サイトにどのように記事を表示させるかという手法は目まぐるしく変わります。昨日までの正解が今日は不正解という事もよくあります。ただ、ページの質を良くしていくという本質は変わりません。良い記事・ページを作って下さいね!


TRPGの質問・疑問に答えるチャットを開設しています。お気軽にご参加ください。
TRPG チャット

記事が面白かったときに拡散していただけると、これからのモチベーションに繋がります!