皆さん、今年の秋はどんな秋だったでしょうか? 食欲の秋? 読書の秋? もちろん私はアナログゲームの秋! その締めくくりにふさわしいアナログゲームの祭典「ゲームマーケット2015秋」の開催が22日(日)と間近に迫ってきました。ボードゲームの印象が強いかもしれませんが、TRPG勢も負けていません。春に大人気だったTRPGの1時間体験卓コーナーも設けられる他、新作を発表する同人TRPGサークルさんも多数いるようです。TRPGをはじめとする“面白いこと”探しに足を運んでみてはいかがでしょう?
TRPG every day マスコットキャラクター

こかげ書店委託関連サークル

まずご紹介したいのは、こかげ書店にも委託しているサークルのみなさん。こかげ書店で買っていただけるのは有難いのですが、やはりイベントで直接買う方が、委託元の皆さんにとっても嬉しいもの(何よりの応援ですからね!)。魅力的な作品ばかりですので、ゲームマーケットに遊びに行くならぜひ足を運んでみてください!(見落としありましたら、すいません!)

A07 操られ人形館&GAME JAMBOREE

ボードゲームやTRPG、ゲームブックとアナログゲームを精力的に取り上げる同人雑誌『GAME JAMBOREE』さんでは第2号を販売。『ガラコと破界の塔』のデザイナー自らが執筆した記事や、ライブアクションRPG(LARP)サークルであるレイムーンLARPさんへの取材記事などが掲載されているとのこと。これは見逃せません!

B01-02 居眠りの街 / AHC および D03 AHC

 

TRPGからボードゲームまで幅広い創作に取り組む、サークルAHCは2ブースでの参加。B01-02ブースでは共同ブースでボードゲームを主に、D03ではクトゥルフ神話の世界で簡単にTRPGを楽しめる「MSSクトゥルフ神話との邂逅」などTRPG作品を頒布。

C24 打算とも名誉とも無縁なもの

こかげ書店にて『悪くない場所RPG』『AHNENERBE vol.1 TRPG2051』『AHNENERBE vol.2 えるべえRPG』を委託販売中の同サークルでは、既刊やカードゲームを頒布予定のようです。23日の文学フリマにも参加されるそうなので、ゲームマーケットに予定がある方はそちらで足を運ぶのも良いかも。

C26 オニオンワークス


手軽で、ダンジョン型のセッション展開が楽しいファンタジーTPRG『聖珠伝説パールシード』をはじめ、同サポートブック『女神の流した涙』『竜の嘶き』、また、童話のような世界でTRPGを楽しめる『ラビットホール・ドロップス』向けのサイコロなどの販売もされるものと思います。TRPG体験会よりも以前からパールシードの短時間体験卓をやってきたサークルさんでもあります。

D01-02 ないつお@おまじなラジオ

 

『30分勇者』などの作品で知られる「サークルないつお」では、満を持しての新作3本! 続編となる『30分勇者2』、そして個性的なTRPGルールが詰まった福袋的同人誌『おまじな大饗宴三次会』が緑と赤の2冊というボリューム。こかげ書店でも委託販売する予定ですが、会場で入手した方がお得ですよ!

D09 三龍戦騎団

宇宙人娘による地球防衛TRPG『ゼノもーふ!』など、豊富なSF知識とSF愛を生かした作品を展開し続ける「三龍戦騎団」は、飛竜に騎乗して戦うTRPG『ワイバーンエレメント』の試作版を頒布予定とのこと。

D20 エテルシアWS

 

漫画家であり、同人TRPG『敗犬は荒野を駆ける』も手掛けたあわじさんの無料配布TRPGは気になるところ。ちなみに、こかげ書店で『ラビットホール・ドロップスV2』を委託販売中の伏見健二先生からも、間に合えば機動戦士ガンダムRPG(ホビージャパン)のプレイレポート本が出るとか。

D21-22 Schizoidfox

デザインやナラティブにこだわるSchizoidfoxは、残念ながら新刊は冬コミ以降に持ち越しのようですが、既刊であるナラティブTRPG『クラウン&クラウン』(タロットを使用する変わり種)、また専用マップにコマを配置してダンジョン探索を楽しむ『Dungeon Mania』など個性的な作品が並びます。特に『Dungeon Mania』の入手に悩んでいた方は最後のチャンスを逃さずに!

F21-22 ロンメルゲームズ

言わずと知れたハードボイルドSF TRPG『ガラコと破界の塔』の制作サークルさん。既刊である基本ルールブック、ソースブック『ガラコと黄昏の大地』、夏コミ新刊『ガラコと旧世界の影』などが頒布されるようです。毎回すぐ売り切れてしまうので、お買い求めはお早めに!

G05 コトノハゲームズ

藤浪智之先生&佐々木亮先生のサークル『コトノハゲームズ』。多数のゲームブックを手掛けた藤浪先生のノウハウを惜しげなく詰め込んだ上、佐々木先生のかわいらしいマンガで楽しめてしまう夏コミ新刊『ゲームブックをつくろう!』をはじめ、既刊ゲームブック『まほう☆もののけ☆夏まつり』や、お料理カードゲーム『オムそばすけっと』、お題に合った星座を描き合う『星めぐりの歌』などなど、盛りだくさんの品揃えのようです。

商業ブース

もちろん、皆さんおなじみのTRPGメーカーもゲームマーケットに参加しています。ご存知の方も多いでしょうが、グループSNEや冒険企画局の作品の魅力はTRPGにとどまりません。当日は多数新作がお目見えするようで楽しみです。さらに、この二社は先日、一部制作において連携していくことを発表し、T&Tの翻訳などの予定が公開されています。ゲームマーケット当日は新たなニュースが飛び出すのかも期待しているところ!

A53 グループSNE/cosaic

 

『ソード・ワールド2.0』をはじめTRPGの印象が強いグループSNEさんですが、作家集団として多様な創作を展開していることを再認識させられるのがゲームマーケット。今回も海外名作ボードゲームの翻訳をはじめ、社内コンペをくぐりぬけた優秀作品『学園メテオ』を先行販売。試遊卓も多数用意してるそうで嬉しい限り!

A54 冒険企画局

 

毎回びっくり箱のような新作が飛び出す冒険企画局。シェフィのデザイナー、ポーン氏(ステッパーズ・ストップ)の新作を、ゲームマーケット2015秋先行版という形で限定販売するそうです。また、本物の楽器を使うリアル音ゲー『弦楽師体験ゲーム バイオリニスタ』(ver.2)も体験できるとのこと。フレットバイオリンを使うリアル音ゲーとはどんなものなのか、ご興味ある方はぜひブースへ!

公式イベント

クトゥルフ神話ライブRPG

クトゥルフ神話をベースとしたライブRPGも開催されます。会場をアーカムの街に見立て、参加者はアーカムの住人に扮して怪奇事件の解決に奔走することに。開催時間中ならいつ始めてもよいので、気楽に参加できるイベントでもあります(参加費:1,000円)。

ちなみに前回も開催されており、大人にも子供にも人気でした。特に、小中学生らしき子たちが顔を輝かせて「こうじゃね!」「ああ、あれ、あっちにあった!」と言い合いながら巡る姿に、温かな眼差しを送るおっさんと化していたものです。

テーブルトークRPGコーナー

もちろん、60分体験卓も健在! 「アマデウス」「ガーデンオーダー」というKADOKAWAの新作をはじめ、「ソード・ワールド2.0」「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」「トーグ リヴァイズド エディション」「冒険企画局作品(ビギニングアイドル、インセイン、迷宮キングダム、キルデスビジネス)」などのラインナップが予定されています。ちなみに前回は午前中でほぼ予約が埋まる人気ぶりだったので、参加したい方はお早めに。9月のJGCでも話題になった「トーグ」の正式発売日などの情報も出てくるのでしょうか、楽しみですね!


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