このリプレイは、TRPGへと追加する汎用ルール「dixit TRPG」でネクロニカを遊んだ内容を文章化したものです。dixit TRPGはdixitというボードゲームのカードを使い、参加者全員でストーリーを考えていく半GMレスの追加ルールです。実際に運用する時にどうすればいいのか、dixit TRPGとはどういうものなのか。確認するためにも御覧ください。
ルールはこちらです。
TRPGをもっともっと楽しもう! カードを使った半GMレスの汎用追加ルール「dixit TRPG」 – TRPG every day
今回のセッションでは、NCもPCを作り、セッションに参加しております。普通とはちょっと違ったネクロニカをお楽しみください。
NCキャラ:リレン、しかばねソロルティ。 生真面目。それで昔いじめられたりしていたが、それでも生真面目だから自分の性格を変えられないくらい糞真面目。一人になっても与えられた事を守ろうとする。 こんな状況になっても綺麗な体の自分に引け目を感じている。内心、自分も皆と同じようだったらよかったのに。と思っている。フラグ立てまくり。 PC1:ルミィ、つぎはぎアリス。 電車でゴトゴト揺られていて、気が付いたらこの場所にいたの。何もわからない…。けれど何か大事なことを忘れているような気がする。 ふと、壊してしまった人形のことを思い出すけれど、姉妹は絶対そうならないように、大事にしなくちゃって思っているよ。 PC2:栂(とが)、ひきがねコート。 覚えていることは殆どなくて、気がついたらみんなのところにいた。 目をとじると浮かぶのは、たぶん知ってる人たちだと思うけれど、みんな起きない光景と鉄の匂い。 PC3:エア、きぐるいジャンク。 きぐるってしまっており意思疎通に不都合があるジャンクさん。「あ、可愛そうな子なのかな」って思ったらなんでもやたらとテキパキこなし、姉妹一同の顔をつぶした。基本的にボーっとしていたりむやみにたからものの本をむさぼり読んだりしている。きもちいいくすりと姉妹達があれば現状に特に不満の無いご様子。きぐるったりジャンクになったりする前はなんか別のクラスをしてた2週目さんとかそういう妄想。
本セッションでは、独自追加ルールである「dixit TRPG」を採用してセッションを行う。シーン開始時にdixitのカードを開き、それを皆で見てシーンを考え、そしてその後語り手を決めて語り手がシーンを描写する。 参加者には全員物語ポイントが10ずつ配られ、それをお互いに自由に投げ合う。お互いのキャラに対して良いなと思った行動や描写に対して、好きなタイミングで投げて行っていい。 いざというときは、NCが引き受けるので、参加者は気軽に語り手を担当してもらっていい。
リレン:というわけで、皆でやっていくわけだけれど、いきなりは大変だと思うので、まずは私が語り手をやります。
皆:はーい
あなた達は、狭い部屋の中で目が覚めた。以前の記憶はなく、身は荒れ果て、手には武器が持たされている。自分のものとは思えない体、しかし、それがどうにも馴染んでしまう。 あなた達はそれぞれ目を覚まし、周りを見るだろう。そこにはあなた達しかいない。さて、これからどうしようか。
ルミィ:「…ここはどこ?」
リレン:「んう・・・?」
リレン:同じような疑問顔のルミィに語りかけよう。「えっと、あなたは? ここがどこだか知っている?」
ルミィ:「わ、わかんない…」じっと相手と、周囲を見渡す
リレン:「・・・そう」
栂:(スヤァ)
エア:「(ぴょこん)…うぁ? …お?」寝ぼけまなこをこすろうとしたらデカい方の手(よぶんな手)が顔面を覆ったのでびっくりするエアさんだ。
リレン:「他にも何人かいるわね。あの娘は・・・何かの仮装なのかしら」エアを見ますよ
ルミィ:「あれ?」ふと、エアの余分な手に気付いて。「キャアアア!」悲鳴を上げる。
リレン:「ちょっと、そんなに驚かなくても! まだ寝てる娘もいるのよ」
エア:「ク、クあウ……」周囲を見回すと似たような境遇の少女さんたちが居たので無自覚に(あ、今回の姉妹達だな)ってなり、無警戒に近寄るエアさんだ
ルミィ:「だ、だってぇ…」リレンに泣きそうな顔を向ける
栂:「・・・んぅ、うる・・・さい。」(寝返り
リレン:「だ、大丈夫だから」自分も涙目である
リレン:というわけでルミィにポイントあげちゃう
栂:エアにぽいー
ルミィ:私はリレンとエアさんに。2周目いいね!
こうしてドール達は顔を合わせ、それぞれを確認し合った。最初はお互いの姿に驚きながら、それが自分にも及ぶとわかり、覚悟を決めるもの、恐怖に怯えるもの、様々な反応を見せる。 けれども、かくにもここから動かなくては、自体はなにも進まない。 部屋には扉がある。他にはなにもない。壁は分厚いコンクリート、いかにも分厚くどうにもなりそうにない。
エア:「……。ク」ぎゅっと栂さんをハグした後、扉にナックルウオークで近づくエアさん、耳を近づけたりする
栂:「ほわッ?」(ハグされた)
ルミィ:「なにかわかる?」そろりと、エアに訊ねてみる
栂:(少し驚きつつも、手慣れ感じに装備をしまいこんで・・・不思議な顔をしつつも、ついてく)
語り手@リレン:判定かな? いいっすよ。聴覚関係あるなら上乗せで。修正値無し。成功したら、何か出したげる☆
エア:1nc 聴覚系…けもみみとかか、ないのですよな
Nechronica : (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗
語り手@リレン:oh
皆:Σ
語り手@リレン:まあ、普通に失敗扱いだけれどね。危ない危ない。 まあ、特に何も聞こえなかったようだ
エア:「(ずばぁっと抱えていた分厚い辞書をめくって指を刺す)【静寂】」
ルミィ:「!?」エアの動きにびっくりした。「そ、そう、静かなんだ…」
リレン:「そ、そう」(一応言葉は分かる感じなのかしら
皆:エアの行動が面白くて皆が物語ポイントを投げる
ルミィ:「どうしよう?外…でるの?」
リレン:「出る・・しか無いんじゃないかしら」
語り手@リレン:それじゃあさくっと開きましょうか
栂:「んー、カギでも掛かってるの?」(えぃっとドアノブまわし)
廊下は地下なのだろうか、窓が一切なく、何の気配もない。 ずっと同じように無機質な廊下が続いている。しばらく部屋もないようだ。
リレン:「…なにもないわね」
語り手@リレン:というわけでシーンが切れます。
皆:おおー。
語り手@リレン:果たしてこの次に何があるのか。さあ皆で考えていきましょう。
空に蠢くもの
リレン:んー、街を夜がやってくる感じ?
栂:先に進むと庭に出て、カラスがいっぱい?
ルミィ:夜空の鳥がw 遠くに街の明かり「らしき」ものが見えたりとか。
エア:あー、フラグだわー。
リレン:あまり深く考えないで、抽象的に受け取ってもいいですよ。まさに真っ暗だとか、何か変なのが来るとか。
皆:変なのw
リレン:さて、誰かやりたい人いますか? まあ気軽に。
栂:やりたいー
ルミィ&エア:おお。
リレン:じゃあ栂が次の語り手ですね。
語り手@栂:途方もないほどの何もない道の先に かすかに光が見える。
ルミィ:「あれ、なんだろう?」懐かしい明りが見えた気がして、遠くを指さすよ
リレン:「なんにせよ、明かりが見れるだけありがたいわ」ちょっとほっとする
語り手@栂:少しずつ近づくと、外へと出られる
リレン:外!
ルミィ:おおー。
リレン:「外につながってるの?」 ちょっと浮足立つ。そしてフラグを踏みに行くスタイル
ルミィ:「外に出られるんだ!」かつての「外」を想像しながら、足早に進む。
エア:「フー、フー…」なんとなく危険な気がしてすごく気が立っているらしいエアさんだ。なんかあるたびに物音と姉妹達の間に入ろうとする
リレン:「ちょ、ちょっとどうしたのよ」
ルミィ:「わわ、エア…どうしたの?怖いよ…」
栂:「おそとー!」(ててて
リレン:「あ、ちょっと!!」リレンも慌てて追う。
エア:「う…(【不安】【心配】)Σんぁ」指差し意思疎通をしようとしたところ、妹さんたちがトツゲキするのを止めそこねるエアさんだ
ドール達が外へ出ると、空の遠くに何か蠢くものが見える。それは徐々に近づいてくるようだ。それはまさに大空を埋め尽くさんとするかのよう。
語り手@栂:というわけで視覚関係上乗せで判定できるよ。
リレン:「な、なによあれ…!!」
Nechronica : (2R10[0]) → [5,9] → 9[5,9] → 成功
成功したリレンは気づく 鳥の群れ それもいくつもの眼が君たちを見ていることに
ルミィ:判定!
Nechronica : (2R10[0]) → [2,4] → 4[2,4] → 失敗
ルミィ:「いや! 助けてぇ!!」結局正体を見極められず、悲鳴をあげてうずくます。
リレン:栂とルミィの首根っこ捕まえて引きずり戻ろうとする。「エア手伝って!!」
エア:「ウ・ウ・ウ・ウ!!!」ビビってるビビってるぅ「Σ」ではがばぁとお二人をふんづかんで退避退避だー。
語り手@栂:といった感じに、次につなげま
リレン:いいっすね。
ルミィ:はーい。「あ、ありがと…」リレンに掴まれたまま戻るよ。
リレン:というわけで、こういう感じで続けて行くよ? 簡単だね?
エア:いえーい
リレン:というわけで次をめくろう。
籠
リレン:(誰かがいなくなるとか)
エア:じょうろ
ルミィ:銅像みたいなの?
リレン:絵は銅像ですが、別に銅像に限定しなくていいですよ。誰かを見送る、待ってる、人。
栂:逃げた先に像があって 鳥が近づいてこないとか?
リレン:ふんふん
リレン:なるほど、建物に戻るわけじゃなくて、外を逃げまわってる感じですか
栂:その先に さっきの伏線で 街が見えるとか?
栂:その街には鳥もやってこない?
エア:建物かと思ったら自由の女神みたいな中に入れる巨像?
栂:それだ
リレン:施設自体が像だったわけですね。
ルミィ:おー。
エア:ではちょっとやってみる?
リレン:それでは、次の語り手はエアで。(そろそろ狂気判定じゃないですか? と振っておく)
エア:Σ
鳥達から離れようと振り返ると、建物だと思っていたものが、巨大な像の足元の構造物だとわかる。まるで先程見えた街の光に別れを告げるように、あるいは離れていく街の光に対して手を振るように。
ルミィ:「変わった建物…だね?」
リレン:「!?・・・・」どういうことなのか一瞬混乱するけれど、とりあえずは戻ることが大切だ
語り手@エア:というわけで、鳥から逃げられるか判定だ!! あ、その時に、像の上のほうに展望室があるのが見えたりするといいかな。
皆:おー。
ルミィ:上に登れるのか。
リレン:なるほど。
リレン:「あの展望台から、銃で鳥達をどうにかできないかしら」栂を見るよ
ルミィ:リレンに引き摺られながら像の上の方が見えた。「あそこからなら、もっと遠くが見えないかな?」
ルミィ:でも、リレンが考えているのは全然違うことだった。「そっか…戦わなきゃいけない、んだ」
リレン:「ええ、私達には武器があって、使い方を知っている。つまり、そういうことでしょう?」悲しそうに笑うよ
ルミィ:「そうだね」自分の武器を握り締める。「そうだけど、でも…帰りたい、よぉ…」どこに、かもわからないまま呟く。
リレン:「そうね」目を伏せる
ルミィ:でも、今はあの鳥から逃げないと、と考え直す。「変なこと言ってごめんね、リレン」そう言うと、自分の足で走り出す
語り手@エア:行動値増やす系のパーツで判定だ!
エア:2nc ほねかな
Nechronica : (2R10[0]) → [7,9] → 9[7,9] → 成功
リレン:2nc 足!
Nechronica : (2R10[0]) → [3,5] → 5[3,5] → 失敗
リレン:しっぱいだ!
ルミィ:2nc 骨
Nechronica : (2R10[0]) → [3,5] → 5[3,5] → 失敗
語り手@エア:Σ
リレン:あー、判断にこまったら、私に振ってもいいからねー
語り手@エア:えっと、じゃあ、皆でもう一回判定、失敗した人一人につき一回成功しないと、リレンとルミィさんに今度こそダメージだ。
リレン:おーいえす。
ルミィ:おおう。
栂:(ぷら~ん)
リレン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功
ルミィ:2nc ude
Nechronica : (2R10[0]) → [2,7] → 7[2,7] → 成功
語り手@エア:おお!
ルミィ:成功w
語り手@エア:じゃあ逃げ切った!
エア:「お、お、お、お…!?」服のスソとかつつかれつつも建物に取って返し、戸を閉める
リレン:いい感じに逃げ惑っているぜ
栂:「おねーちゃんたち大丈夫?」(ぶらさがってた子
リレン:「え、ええ大丈夫よ」流石にちょっと疲れる
エア:「おお……。(【運動会】」やや混乱しているようだがとりあえずは平気かな?
ルミィ:「うん、なんとか…」栂に頷く。「でも、これからどうしよう?」
リレン:「そうね…」
リレン:じゃあここで切りますか。
皆:皆
リレン:というわけで次のシーンなわけだけれど、NC介入しますね。
エア:時間が来たから?
リレン:いいえ。この状況だったら、時間が来たら鳥達が襲いかかってくるって戦闘の流れでいいので。時間は気にしないでいいです☆
あなた達は危機を脱した・・・・と思ったまさにその時。 ドン、 ドン、ドン、 ドン、ドンドン、ドンドン、ドン
皆:Σ
扉に何かが激しくぶつかる音。 ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドンドンドンドンドンドンドンドンドン 後にはグチャ、グチャという鈍い水音が後を引く。 あなた達の誰もが、その扉の向こうに、なにが起こっているのか想像してしまう。 そして、その扉が自分たちだったら、とも。
ルミィ:「きゃあ、何…!?」思わずリレンに縋りつく
リレン:「・・・・」顔面を蒼白にする。
エア:NCがこう言っておられる…『皆さん、狂気判定をお忘れですよ…?』
ルミィ:ひええ
栂:(ガクブル)
音は鳴り響き続ける。いつまでも、いつまでも。 百か? 千か? 万か? あなた達はこの世界の狂気を正しく、今まさに、ようやく理解した。
エア:Σあれぇ?!これ鳥が体当たりしてるの!?
ルミィ:「やめて、やめて…」止まらないとわかっていても、懇願するように言って耳を塞いだ
エア:「フウウウウウ!シャアーーー!!!」
NC@リレン:というわけで狂気判定だ!!
皆:ひいいい!
NC@リレン:失敗したら記憶のカケラをプレゼント☆
ルミィ:失敗したらかw
エア:1nc えい
Nechronica : (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功
リレン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功
ルミィ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功
栂:1nc にゃーん
Nechronica : (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗
リレン:あらーw
ルミィ:栂ー!!
NC@リレン:というわけで栂は狂気点を増やし、「歌」の記憶のカケラをプレゼントです。
ルミィ:「うう、だ、大丈夫だよ…」自分よりしっかりしてそうに見えるけど、年下の栂の手をぎゅっと握る
エア:いやな歌だな!?
NC@リレン:かつては貴方を祝ってくれた数多の声があった。けれども今は、貴方をあざ笑う声ばかりが聞こえる。なにから? 世界から。全てが貴方を祝福している。喜びなさい。
エア:Σ喜べないよ!?
ルミィ:すごいフレーバーテキストだ…
NC@リレン:思いつき、大事。
ルミィ:NCに投げました
リレン:ありがとうありがとう
栂:全ての子供たちに
栂:ありがとう
NC@リレン:というわけで、狂気判定もしていい感じになった所で次のシーンへいきましょう。少しでも鳥達を減らせるように何かを見つけたい所だね?
エア:いえーい、じゃあさっき語り手やったから次のカード引いていい?
NC@リレン:いいよ
穴
皆:あーw
エア:(あかん 絶対よけいな物見つけるわ・・・。
ルミィ:とりあえず、銅像っぽい建造物の奥に進む感じですかねぇ。
エア:Σそしてカードよく見たら手前に誰かぶら下がってるのかこれ
ルミィ:崖登り?w
栂:展望台までロッククライミング?
ルミィ:ロックw
リレン:普通に階段で良いとおもいますがw
エア:流れ的に、下から上って来たPCたちかな
リレン:何かを探していたら、目的地になにか居る。そういう感じかもね? これが最後になるかな? かっこいい戦闘への入りになるといいね?
ルミィ:語り手私がやりますかね?
皆:どうぞー
扉にひっきりなしにぶつかる音。狂気に囚われかけたあなたたちだったが、それでも先に進まねばならない。 狂気の鳥は、いずれあの扉さえ開けてしまうかもしれないから…。
リレン:「ここにあいつらが集中してるってことは、上の展望台から一網打尽にできるかも」明らかに分の悪いかけだがやらないほかない。
栂:「まかせて、何となくだけどなんとかできそう。」(ライフルとかを叩いて
ルミィ:「あんなのと戦えるかわかんないけど…どうにかしなくちゃいけないなら、リレンたちに従う、よ」
エア:「こくこく(【囲い込み漁】」
リレン:「ええ、ここが今まで無事だったのにも何か理由があるはず・・・」
ルミィ:さて、ではみなさんは展望台に向かわないといけません。今まで階段の描写なかったけど、目立たない位置にあったのかな。
リレン:扉に気を取られていたけれど、扉から逆方向にあったのかもね。
ルミィ:えーと、では…。
リレン:まあ戦闘になる時に、私が無理矢理にでもつなげますんで、あまり気にしないでもいいよん。戦闘10分前になったら引き継ぐから気負わず。適当に、フィーリングで!!
ルミィ:了解です
ドール達が気づかない位置に、いつのまにやら扉があった。誰かが開けたのか、それとも元からそうだったのか。ともかく、その先には上り階段があった。
リレン:「栂、エア大丈夫? 登れる?」
ルミィ:とりあえずは、何もないなんの変哲もない階段ですw
エア:「…。(ひょいひょい)」手すりをブランチウォークで登り始める
栂:(手のばし/ばんざい)
リレン:「え、なに?抱っこ?」
栂:「だいじょうぶー」
リレン:「そう、いいこね」頭を撫でる。PL的には対話判定してもいいのよ? アピールをしておく
栂:(両手パタパタ) 元気づけようと?
ルミィ:対話判定大事
リレン:大事。なぜならまだ狂気判定はあるかもしれないのだから。
栂:じゃ対話判定してみるー(みんなに
リレン:ゴーゴー。皆もあまってたらやっておくといいよ~。そして栂がかわいかったのでぽいぽいしておく。
ドール達は螺旋階段を登っていく。建物の外周に沿う形で中央には空間があり、所々扉がああったりします。
リレン:お?「うーん気になるけれど、どうしよう? あいつらがいつくるかもわからないし…」
しかし、多くの扉は鍵がかかり、今のドールたちに開ける手段はない。
リレン:ガチャガチャ「鍵ね。イチイチ壊してる時間もなさそうだわ」
エア:Σあかねぇ
そうして段々と最上階に近づいていくが、その途中、不自然に階段が崩れた場所がある。そして、壁には扉の代わりに、大きな穴が空いている。
リレン:ほーん。階段の先へは進めるのん?
ルミィ:進めますー。
エア:覗いてみよう。
リレン:うん覗いてみよう。何かあるのかな。
栂:(そうがんきょう?みたいに手のひら構えてのぞきこみー)
エア:(同じ格好でのぞきこみー)
リレン:(かわいい)
ルミィ:覗きこむと、暗く広い空間が広がっている。
リレン:なにがあるか判定でわかったりしますん?
ルミィ:えーと、じゃあまず聴覚関係上乗せで判定してください。
リレン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗
エア:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗
栂:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功
皆:おお!!
ルミィ:では栂には、鎖が鳴るようなジャラジャラという音と、唸り声のようなものが聞こえました
リレン:ほうほう。アヤシイぜ。
栂:「んー?」(エアのほーみて)
ルミィ:さて…それでも覗き込みますか?
リレン:おまかせだぜ!
栂:「エアじゃないエアっぽいおとー」
エア:サル(エア)、トリ(カラス)、イヌ…。
リレン:つまりここにいるのはトイプードル・・・
ルミィ:かわいい!
リレン:「…つまり何か居るのね? さっきみたいなのはごめんだわ。このまま上に行くべきじゃないかしら。鳥達をどうにかしてからここに来ても良いと思うわ」
栂:「鳥から逃げるのに、何かあるならそれをどうにかすればいいんだよね?」(銃を構え
エア:「ぐるるる…」なかなか穴の前から離れないエアさんだ(一応リレン嫌悪なのでなかなか同意しない。みんながいけば行く(そうすると最後尾になり、バックアタックだ!にも対応でき、よい
リレン:上に行くのでいいのかしら
エア:いいとおもう!
栂:上!
ルミィ:では、穴の奥から見ていた赤い瞳は、気付かれることはありませんでしたw
リレン:ここで切り、ですかね。いい感じで役者揃いましたね。
エア:いやー、盛大にフラグですね。
ルミィ:はい。しかし、どういう風に何と戦うんだろう。
リレン:そこはほら、ノリと雰囲気と私のマスタリングで?
ルミィ:ひゃーお願いします!
籠の鳥
語り手@リレン:ふむふむ。
あなた達は無事展望台へと登る事ができた。しかし、予想していた通り、そこには何もない。ただの空間が広がっている。そして、空にはあの鳥達も居ない。
エア:あれ、居ない
ルミィ:「静か…だね?」
そして、ああ、やはりというか。そこから下を除くと、地面にはおびただしい血が見え、それ以外何もない。
ルミィ:って、ひいい
そう、なにもない。遠くから響いていたノックももう聞こえない。
ルミィ:地面をうっかり見て後退る
エア:「おー…(【グライダー】)」グライダーとかあればぴゅーんと?
代わりに、耳を澄ませば。いや、もう聞こえる。すぐそこまで。 羽音の群れが。 それはどんどんと大きくなり近づいて・・・・消えた。 次いで、建物をグラグラと揺らす振動があたりを襲う。 すぐ下で何かが暴れているようだ。
エア:やったぁ、さっきの穴のイヌが全部やっつけてくれtΣあひぃい
ルミィ:うわぁ
鈍く低い咆哮と甲高いなき声が入り乱れる。尋常じゃないことが起こっているのは間違いない。
リレン:「い、嫌な予感が・・・」後ずさろうとする。
ルミィ:「ど、どうしよう!?建物が…」
エア:「う、う、う!」展望室のガラスにひっついて、外壁を降りれないか見ようとする
まさにその時、地面が割れ、リレンが闇に吸い込まれる。それと入れ替わるように黒い影が展望室へと登ってきた。 --ぐぅるくるるぅぅううう!!
ルミィ:「リレン!?」吸い込まれるように落ちたリレンを目にして悲鳴を上げる
エア:「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?」
栂:「な、なに!?」
それはまさに巨人という他ない。いや、顔は鳥、手は翼。しかし二足歩行で歩いている。体中から血が吹き出し、ぶしぶしと音をたてている。 それは、鳥の群れ。巨人に鳥のたちが群がっている。
エア:「Σシャーーーー!!!!」焦りと緊張でわけがわからなくなったエアさんが鳥の塊に殴りかかる!
リレン:「いやああああ!!」
フロアの下からリレンの声。なにが起こっているのかは想像に難くない。鳥達の群れがリレンを襲っている。 ともあれ、早く巨人を倒さなくては。下ではチェーンソーの甲高い音が鳴り響いている。
ルミィ:「え、エア、待って!」殴りかかるエレンに声を掛けるけど、
リレン:「ここの鳥は少ないわ!! すぐに行くから! 待ってて!!」リレンの声が下から聞こえる。
ルミィ:リレンの声が聞こえて、決意を固めたように。「そ、そうだ…。戦わないと」
さあ、どこからともなく世界の笑い声が聞こえる。ケタケタ、ケタケタ。お前たちの誠意を見せろと。
皆:おー!!
鳥達が蠢くのは巨人だけではない。どこから現れたのか、犬のようなケモノにも群がっている。その他にも、バタバタと金切り声をあげて飛び回る鳥達。 巨人たちは一様に体中から血をブシュブシュと吐き出し、苦しそうに、しかしこちらへと明確な殺意を向けてくる。
エア:謎な…でもこれきっと中身を見ると狂気判定だなきっと
エア:食われながら襲ってきてるのかな
リレン:そういう感じだね
巨人はゆっくりとドール達に近づいていく。長い手足を動かし、悲鳴をあげながら。
ルミィ:こないでぇ
そうしてドール達の混乱にまみれた戦闘が始まる。彼女達の一糸乱れぬ動きは鳥達を近づけず、栂の銃が咆哮を上げ、エアの目にも留まらぬ剣撃が続き、ルミィの包丁が突き刺さる。 巨人たちの攻撃を避け、時には体の一部を失いながら。 それはドール達の精神を消耗させる。 どれだけの時間が経ったのだろう。ようやく。そう、ようやく自分たち以外に動くものはいなくなった。
静寂
栂:「やったー!」
エア:「きゃっきゃ♪」
ルミィ:「やった…。あ、リレンは!?」穴の方に走るよ
語り手@リレン:はい、リレンですが。
穴の底で、リレンは完全にバラバラになっているわけではないが、足はなくなり、手も片方がどこかへ来ている。チェーンソーの音も心なしか弱々しい。 周りには鳥の死骸の山。
ルミィ:ひえぇ
リレン:「ごめんね・・・登れなくなっちゃったわ」疲れた笑顔を向けている。
栂:「おねーちゃん;」
リレン:「そっちも終わったみたいね? 怪我はない?」
ルミィ:「リレンー!」手を伸ばして届くかなぁ
語り手@リレン:残念ながら届かない。
エア:「う、お」巨人の手をぶらーんと垂らして、それを伝って降りる?
栂:「みんなで、たおせたよ!」(えっへん
リレン:「そう、よかった」
ルミィ:「あたしは大したことないよ。でも、エアが…」
エアは頭が飛ばされ、その頭を栂がもっている状態である。
ルミィ:「でも、治せるから大丈夫、だよね?」
エア:「えっえっ♪」当人はあんまり気になっていないようす
リレン:「ええ、私達の体なら、これくらいはへっちゃらみたいね」(ああ、私もこれで皆と同じになれる・・・)口の中で小さくつぶやく。
こうして、ドール達は合流し、鳥達を撃退する事が出来た。空にはもう鳥達は居ない。ひとまず安全だろう。 鳥達が何なのか、あの巨人たちが何なのか。まだまだ謎はあるが、ひとまず生じ達は危機を脱した。絶望の中で、希望の一欠片を今宵、見つけた。 今日の後日談はこれでおしまい。少女たちのその後は、またの機会に。
皆:お疲れ様でしたー!
終わりに
というわけで、GMレスで運用したネクロニカです。普段とちょっと違うネクロニカ。参加者全員でつくり上げる後日談に興味がある方は、是非ともdixit TRPGを採用して遊んでみてください。参加者全員のGM練習にもなりますし、とても楽しいセッションになりますよ!
運用してみた感想や要望などがありましたら、お気軽にaoringoまで連絡ください。
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